『決意を新たに』は無意味??
「もっとも無意味なのは『決意を新たにする』こと」
Amazon.co.jp: 時間とムダの科学 (PRESIDENT BOOKS): 大前 研一 ほか: 本
『時間とムダの科学』 大前研一 他 著 より
最初この言葉を読んだとき、『まじかよ!』って思った。
決意を新たにすることって、
心を入れ替えるためにも、新しいことを始めるためにも、
大事なことだと思ってた。
まさか「もっとも無意味」って言われるとは思わなかった・・・。
でも、よく考えた後の今は、なんとなくわかる。
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「時間とムダの科学」は共同著書みたいな、
インタビューの内容を書き表した感じなものだった。
その中に出てくる、畑村洋太郎さんの言葉で
「物事を計画したり企画するときに一番大事なことは、
自分が何をやりたいのか、目標設定をきちんと設定すること」
「きちんとした目標とは、それが言葉で言える、絵にかける、ということ」
と述べている。
ただ目標を思うだけでは、忘れてしまうか、
いずれ時間が経って、ぼやけてしまうか、そんなところだと思う。
だからこそ、目標は言葉にして、イメージして、実現した目標を具現化させる。
言葉に、絵にすることで、その目標に何が足りなくて、
何が必要かも見えてくるんだと思う。
僕は目標を紙に書く癖がないので、どんどん実行しよう。
そのまま読み進めていくと
大前研一さんの
「もっとも無意味なのは『決意を新たにする』こと」
にぶち当たる。
なぜそうなるのか?と僕なりに考えてみた結果、理解できた気がする。
畑村さんの言うように、『目標を文字にし、絵にする』ことは重要だけど
ただ書いただけなら、意味がない。
書いて、決意を新たにして、そのままなら意味がない。
例えば、『早起きする!』と紙に書いても
翌日起きれるだろうか?
結局は
行動できなければ、『やった気』になって終わりなんだと思う。
この場合
まさに、決意を新たにすることは無意味だ。
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だから一歩進んで考えてみた。
文字に起こすなり、絵にするなり、目標は具現化させた方が
達成のイメージができるから、確実に達成しやすくなる。
そして、『その気』になって終わらなければいい。
つまり、目標を文字に起こして、同時に、行動に移せばいい。
僕はそう解釈した。
紙に書いただけになってしまう原因は
『なぜその目標なのか』
『何のためにその目標を達成するのか』
『どのように達成するのか』
『達成の為の一歩目はまず何か』
『達成後は自分はどのようになっているのか』
を明確にしていないからなんじゃないかと思う。
『早起きする!』
が目標なら、僕の場合なら
『自分は決まった時間に寝起きしないと一日のリズムが崩れて時間がムダになってしまうことが多い。だから規則的に起きて、日々のリズムを整えて毎日素晴らしい1日を送ろう。
そして、朝の時間は集中できるからその時間に自分の○年後の計画を立てよう。
そうすれば、自分は来年も、再来年も、自分の人生をしっかりと考えたうえで進むことができる。
自分の目標を1つ1つ達成できるようなスケジュールを組み、来年はものすごい成長しているだろう。
6時30分に起きるために、いつもより30分早く寝るようにしよう。』
まだ詰めるとこはあるけど、こんな感じだと思う。
このまま、今思ってる目標も1つ1つこういう風に
文字か絵に起すようにしよう!
工夫の連続だなー・・・としみじみ感じるようになりました。