『世界新』はどうやって生まれるのか?
「 スポーツ記録の絶え間ない向上の裏側を見てみたいと思います 」
-David Epstein
デイヴィッド・エプスタイン: アスリート達は本当により速く、強くなっているのだろうか? | Talk Video | TED.com
今やオリンピックや世界大会ごとに
『世界新』を叩き出す、スポーツ界。
僕はこの現象を何気なく見てたし、
『人類はどんどん強くなってるなー』
って思ってた。
でも、このTEDを見て
今まで僕が予想していたこととは
全く違っていたことに気づいたし
スポーツだけでなく、
他のことに対しても気づきが生まれた。
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「人類は 容赦ないまでに 確実に進化し続けている。」
と思い込むのは少しおかしいのではないのでしょうか
とDavid氏は問いを投げかける。
その訳は、
「記録更新は全て新技術のおかげだったのです。」
僕は最初聞いた時は、
正直納得できなかった。
でも、
陸上トラックでは地面の素材によって
水泳競技では排水溝の設置や
ウェアの改善によって、
驚くほど記録が伸びている。
バスケットボール選手や水球の選手は
昔からの智慧を蓄積させて、
『どんな体格がいいのか』
というところまでつき詰めて体つくりをしている。
決して人類のパワーが飛躍しているだけではなく、
それを支えるあらゆる技術が向上して、今の結果がある。
人類が人類の発展を推進しているのは
間違いなく、『体の発達』だけではなく
『これまでの脳』のおかげなんだ。
先人達が積み上げてきた結果が集約されているに過ぎないんだ。
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この話を聞いて思い出した偉人の名言がある。
「もし私が他人よりも鮮明に物事が見えたとすれば、
それは、私が巨人の肩の上に立っているからだ」
先人の智慧のおかげ、
過去の成果を蓄積してきたからこそ
大きな成果を生み出せるようになっているだけだ。
この法則は決してスポーツだけじゃないんだと思う。
農業だって、漁業だって、ビジネスだって、
あらゆることが
昔よりはるかに技術が進歩していて、
その「巨人の肩」に乗って今を過ごしている。
本当に、これまでの歴史がなければここまで人間は発展できなかった。
そう思うと、
今「巨人の肩」に乗っているだけでは
いけなんじゃないかと思ってしまう。
自分は『タダ乗り』するだけで、
後世に何も残さなくてもよいのだろうか?
僕は、後世にしっかりと伝えていきたい。
そうあろうとするからこそ、
社会が、世界がこうやって発展してきたんだと思う。
僕たちにも、後世に残せるものはあるはずだ。
遅くなんかない。
『行わないこと』よりも悪い結果があるだろうか?