「うまい棒」の秘訣。と・・・
『うまい棒は、なぜうまいのか?』
たしかに一回もマズイと思ったことないなぁ・・・。
Amazon.co.jp: うまい棒は、なぜうまいのか? 国民的ロングセラーの秘密: チームうまい棒: 本
今や国民的な駄菓子になってる『うまい棒』。
1年間の生産量は6億本だそうだ。
今までのトータルで100億本。
全ての日本人が平均100本食べてることになる。
・・・もはや天文学的。
もうひとつすごいことは、
発売から35年間、ずっと10円で売り続けてる。
輸送コストや原料のコスト変動にもかかわらず、
10円で売り続けている。
知れば知るほど面白い、『うまい棒』の秘密を解読。
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うまい棒には確固たる意志がある。
「10円の駄菓子を生み出したい」
「親から渡されたものではなく、自分で選んで自分で買えるものを」
「100円のスナックを買うぐらいならうまい棒を10本買った方が楽しいと思ってもらえるように」
「駄菓子だからと言って手を抜いたら、選んでもらえなくなる」
「大切なのは、1本だけ食べてもらうのではなく、
1本食べ終わった後に理屈抜きにもう1本食べたいと感じてもらえるかどうか」
こうしたおおもとの考えがしっかりしてるから、美味しいお菓子を、同じ価格で作り続けることができてる。
『うまい棒』の芯は空洞になってる。
それはなぜか?
それは、「穴が空いていると衝撃に強くなり、壊れにくくなる」から。
輸送の際の衝撃や子供が振り回して…ということでも品質を維持し、美味しく食べてもらえるように。
実はそんな理由があった。
さらに、たった10円のお菓子を個別に包装しているところにコストがかかる。
しかもその包装も『アルミ蒸着フィルム』という包装で、
この包装をすることによって
「賞味期限が伸びていつ食べてもおいしいし、仕入れやすくなる」そうだ。
食べる人にとってもwin。
卸して売る人にとってもwin。
そんなお菓子作りをしているからこそ
ここまで信頼され、愛されるお菓子になっているんだろう。
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この本では他にも
「ロゴやパッケージをガラッと変えないのは、
それを食べることで当時の思い出がよみがえるようにしている」
ためだったり、
「変えないことで、商品がコミュニケーションツールにもなる」と考えていて
ビジネスの場とかで、ジェネレーションギャップがあっても『うまい棒』で会話が生まれればいい、と思っていたり、
「うまい棒を砕いてサラダにトッピングできる」ということまで、
あらゆるこだわりや想いが書いてある。
この本を通じて僕が考えた
「『うまい棒』が愛されるわけ」は
『おおもとの考えが軸になり、その姿勢をしっかりと貫き通しているから』
だと思った。
うまい棒のパッケージ、構造、種類、値段、卸して売る人、食べる人…
あらゆることにその姿勢が貫かれてる。
おおもとの考えを貫き通す。
いや、ほんとに大事なことですな・・・。
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今日を区切りに『2日に1回更新』というブログ更新の縛りを解こうと思う。
理由は1つ。
別の、新しいことをやるから。
2日に1回じゃなくなっただけで、ブログをやめることじゃないけど、
とりあえず他のことに注力する。
今後はFacebook中心で発信すると思う。
これまでブログを閲覧してくれていた方々、
ありがとうございます。
他人が見れば、たかがブログだけど、本当に大きく成長できました。
ブログに関心を持って下さった方は
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一旦、ありがとうございました。