「なりたい自分」への選択

「難しい選択は難しい」

「最良の選択肢はない」

 

Ruth Chang氏がTEDで言っていたことを思い出した。

 

 

最近僕は就職をどうしようか考えている。

 

自分は大企業を目指すのか、中小を目指すのか、ベンチャーに進むのか。

自分のぼんやりした夢に向かって進んでみるのか、もっとはっきりするまで全く異なったことに挑戦してみるのか。

そもそも企業に就職するのか・・・

 

なんて色々考えている。

 

色々な人と話して、情報が入ってきても、結局はわからない。

 

正直、どの道に進めばいいのかわからない。

 

きっと僕と同じ境遇の人もいると思う。

 

 

僕が最近出逢った考え方が自分の、誰かの、ヒントになるかもしれない

と思ったので紹介しよう。

 

 

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Ruth Changー哲学者だ。

 

その方がTEDで言っていたことを紹介する。

 

 

難しい選択を迫られた時 こう考えるのは間違いです

1つの選択肢が他より良いのだけど 頭が悪いから どれだかわからない どれだかわからないから 一番 リスクの少ないのにしておこう

2つの選択肢を横に並べて 全ての情報を把握していても やっぱり選択は難しいのです

難しい選択は難しいのです

私たちが無知だからではなく 最良の選択というものがないから 難しいのです』

 

『ある選択肢が他より良いか悪いか 他と同じか だけではないのです

私たちには「良い、 悪い、 同じ」を越えて 難しい選択で何が起きているか 説明するための 第4の関係性が必要です

私が好んで使っているのは 「互角」です

選択肢が互角であれば どちらを選ぶかが 大事になってきますが

一方が もう一方より 良いというわけではないのです 』

 

『考えてみれば 誰かに与えられた理由に基づいて

一番 理由が多かったから 自分は この趣味に はまり この家に住み この仕事をしているんだと 信じるなんて どうかしてます 』

 

『互角の選択肢の中から 選択をする時 私たちには かなり画期的なことができます

自分というものを 選択の理由にできるのです

ここが私の居場所です これが私という人間です』

 

『だから難しい選択に直面したら どっちの選択肢の方が良いかなんて 無駄なことを考えてはいけません

最良の選択肢など ないのです

外にある理由を探すのではなく 自分の内にある理由を探すのです

自分は どんな人間になるのだろう?』

 

『難しい選択を経験して学んだことは 自分が どこに主体性を置くか 自分が何を目指すのかに表れます

難しい選択を経験することによって なりたい自分になるのです』

 

『難しい選択は 決して 苦悩や不安の元などではなく 人間が生きる上での 特別なことを 称え喜ぶ 貴重な機会なのです』

 

『難しい選択の局面でこそ 私たちが本来持っている 個性を生かした人物になるための 理由を主体的に 作り出すことができます

だから 難しい選択は不幸ではなく ありがたい幸運なのです』

 

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「最良の選択肢などない」

「難しい選択は不幸ではなくありがたい幸運」

 

 

この言葉を聞いて、ふと頭が軽くなった。

 

 

落ち着いて考えれば、自分がこれまで辿ってきた人生を振り返って、

「あれが最良の選択だった!」なんて断言できない。

 

 

どの選択肢も自分にとってはbetterであって

bestではない。

というか、その時の自分にはわからない。

 

「どれもbetter」の中から選択するんだから

なかなか決めきれない。

今の就職に関してもそうだ。

 

 

その際の判断基準が「自分はどうなっていたいか」

だとRuth氏は言う。

 

 

難しい選択を自分で選択していく度に、なりたい自分になっていく。

 

そういう思いで「難しい選択」を受け入れる。

「不幸ではなく幸運だ」と。

 

 

 

今、まさに難しい選択を迫られている。

 

「自分はどうなっていたい?」

 

これを問いかけて、楽しくその後の自分を思い浮かべながら

考えてみたい。

 

 

この「難しい選択」は

僕にとってチャンスなんだから。

 

ルース・チャン: 難しい選択の仕方 | Talk Video | TED.com