トムに教わったこと

「行動が物語を生む」

これってすごい基本的なことだけど、

改めて考えると「何か大事だな」と思わされた。

 

「あーゆうことしたいんだけどなー…」って思ったまま何もできない人。

僕もそうでした。というより、今もそうです。

 

でも、僕の中では、何かが確実に変わっています。

これを読んで少しでも何か力になれればな、と思います。

____________________________________________________________

 

 

いきなりだけど、「トム・ソーヤーの冒険」をご存じだろうか?

好奇心あふれるトムが、やんちゃなことをたくさんし、恋や冒険をしていく…

というアメリカの少年文学だ。

 

(この本を読むことになったきっかけは「モチベーション3.0」という

モチベーション論で「ソーヤー効果」と取り上げられていて読んだのだが

今回はそれとは全く別に関係ない。「モチベーション3.0」自体はすごく面白いので興

味があれば読んだり、TEDにも出ているので、是非。)

 

 

さて、「トム・ソーヤーの冒険」を読んだ後にふと

「物語って、なんか行動してないと生まれないよな・・・」

って思った。

 

それで、今まで読んできた本や映画、テレビ等を考えてみたところ

大部分が何かの「物語」で構成されていることが分かった。

 

 

本を読んで、その物語に「特に何もしなかった」という本があっただろうか?

映画を見て「特に何もなかった」という映画に出逢っただろうか?

 

 

トム・ソーヤーの冒険」の中には、有名なペンキ塗りのシーンがあるが

「トムは普通にペンキを塗りましたとさ。」

で終わっていたら物語はどうなるのか?

 

トムが宝探しに行かなかったら、どこに面白味を見出せばいいんだろうか?

 

 

 

「考えているだけではなく、実行したかどうか」が大事なんだと思う。

 

 

もし、ライト兄弟が飛行機を飛ばさなかったら?

もし、ディズニーがアニメを作ろうとしなかったら?

もし、豊田喜一郎が車を作らなかったら?

もし・・・

 

彼らが、「こうだったらこうなると思う」

と空想だけにふけっていたら、今のように有名になっていなかっただろう。

 

 

何か自分が「行動」しなければ「物語」は生まれない。

「こうしたいな」と思っているだけでは、決して「物語」にはならない。

「何かしなければ、何も起きない」んだ。

 

京セラの稲森和夫さんは

『情報社会となり、知識偏重の時代となって、

「知っていればできる」と思う人も増えてきたようですが、

それは大きな間違いです。

「できる」と「知っている」との間には深くて大きな溝がある。

それを埋めてくれるのが、現場の経験なのです』

 

と言っている。

何か「した」ということが大事なんだ。

 

 

読んでいて、いつも力の湧く本の言葉を引用して

締めに移りたいと思う。

 

『わたしたちは、「何かしている」としょっちゅう口にします。

 

でも、ほんとうのところは、しているか、していないか、どちらかなのです。

「しようとしている」というのは言い訳にすぎません。

 

社会的に許される言い訳はできますが、本気でそうする気があるなら、

実現する方法をひねり出しているはずです。

 

本気で何かをしたいのなら、すべては自分にかかっているという事実を

受け入れなければなりません。

 

いついかなるときも、努力の足りないことの言い訳はできないのです。

 

人生にリハーサルはありません。

ベストを尽くすチャンスは一度しかないのです。』

 

(20歳のときに知っておきたかったこと 『著 ティナ・シーリグ』)

 

____________________________________________________________

 

人生にリハーサルはない。

そう思って、やりたいことをする勇気が持て、

そして「行動」できたなら、あなたの「物語」は始まっているはずです。

 

人を魅了するような「物語」は自分自身で作るのです。

 

そう、いつも「行動が物語を生む」。