Golden circle
今日はちょっと違う視点から書いていくことにする。
自分が読んだ本の要約と感想を書くことに少し疑問を覚えた。
「自分が読んで面白くなかった本も
発信していく意味はどこにある?」と。
自分にとって面白くなかった本をわざわざ
「この本の要約はこんな感じだったけど、僕にとっては合わなかった」
と発表しても見ている人にとっては何の楽しみもないな、と。
だからここ2日で読んだ2冊ともあまり面白くなかったので
発信することはやめておくことにする。
その代わりに、面白い話を紹介したい。
TEDの
Simon Sinekによる、How great leaders inspire action だ
この人は「リーダーの在り方」についてもプレゼンしているから
「リーダー」に興味のある人はちょっとでも見てみると参考になるかもしれない
TEDはスマホでも見ることができるし
TEDではいつも興味深い話を無料で聞くことができる。
ちなみに、アプリもある。
なにか新たな刺激を受けたい人、プレゼンの仕方を学びたい人等は
TEDを見てみると、とても参考になると思う
心に残った部分だけ紹介すると、
____________________________________________________________
人は「なぜ」に動かされる。
なぜ、みんなアップルの製品を買うのか?
それは、明確な「なぜ」を伝えているから。
Simon氏は「Golden circle」と呼んでいるが
「Why」「How」「What」を、
「Why」が中心で「What」が一番外にくるよう順番に
集合の輪で囲む。
セールスやマーケティングではよく「What」を重視する。
「これは○○という商品です。(What)この商品にはこんな○○という機能と○○という機能と・・・がついています。(How)いかがですか?」
と、こんな風に。
つまり、アウトサイドイン→外から中に、訴えるのである。
そうではなく
インサイドアウト→内から外に、訴えることが重要なのだと。
「我々はこの問題をこう考えている。(Why)それはこのようなことをすることで解決できる。(How)それを備えたのが、この商品だ。(What)」
実際アップルはそういうプロモーションをしている。
なぜ、それが必要なのか
これが大事である。
____________________________________________________________
ここで書いたことは、TEDスピーチのほんの一部なので
気になった人は見てみると
100倍わかりやすく、理解することができると思う
CMやプロモーションをする際は特に
インサイドアウトの形が求められているだろう
「ストーリーで勝負せよ」という言葉を
頻繁に聞くようになったのも納得できる
実際Steve jobsがCEOの時のアップルの商品プロモーションは
インサイドアウトの形に沿ってされていたと思われる。
(今は賛同できないが。)
僕はなにもCMやプロモーションの時だけに
インサイドアウトを意識しなければならないとは思わない。
そもそもインサイドアウトを意識しながら商品を作らなければ
整合性のないプロモーションをしてしまうことになる。
会社を作る時も、企画をはじめるときも
あるいは本を選ぶ時だって
「なぜ、それが必要なのか(それを行うのか)」
から考えるべきだと思う。