五輪書!!

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「座禅して工夫もなさず床の上に 只(ただ)徒(いたずら)に夜を明かすな」

宮本武蔵

 

Amazon.co.jp: 五輪書 (講談社学術文庫): 鎌田 茂雄: 本

 

今まで読んでみたかった『五輪書』をやっと読めた!

 

 

『日本一の剣豪』と称される宮本武蔵

彼が遺した書を読んで、改めて日本の歴史上の人物の偉大さを感じた。

 

 やっぱいつの世もすごい人はいるんだなー・・・。

 

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「座禅して工夫もなさず床の上に 只(ただ)徒(いたずら)に夜を明かすな」

 

「いざという時に全く役に立たないような兵法はそれ自体無意味なもの」

 

「生兵法は大怪我のもと」

 

 

 

・「座禅して工夫もなさず床の上に 只(ただ)徒(いたずら)に夜を明かすな

 

 

何にも工夫せずに作業をしていても全く身にならない。

 

今やっていることをひたすら工夫していくことで

新しい発見や新しい行動が生まれる。

 

これ、あらゆることに当てはまると思う。

普段の生活でも、常に工夫することができれば、今よりいい生活ができる。

 

 

工夫せずして革新なし!!

 

 

 

・「いざという時に全く役に立たないような兵法はそれ自体無意味なもの

 

武蔵は、稽古をやっている時も常に実践を想定して行え、と言う。

 

野球の練習の時にもよく言われたけど、

『練習のための練習はするな』

を思い出す。

 

 

でも僕は野球とか、剣術とか、スポーツだけのための言葉じゃないんだと思う。

 

あらゆることが、実践で役に立たなかったら意味がない。

 

人生は一度きり。

今日も一度きり。

常に実践。

 

常に役に立つように工夫していかないと!

 

仕事や普通の生活でも、僕はこのことを忘れがちだ。

いつでも、この気持ちをもって臨みたい。

 

 

 

・「生兵法は大怪我のもと

 

実力はついていないけど、表面を飾りたてて、利を得ようとする。

こんなことをしていれば長期的には、絶対にうまくいかない。

 

中身こそ、しっかりと充実させなければ。

 

「生兵法」では「いざという時に全く役に立たない

 

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ちょっと話は変わるけど、

僕は以前多読をしようと思い、1日1冊読んでた。

でも、本を読んでるだけで、中身を全く生活に活かすことができなかった。

 

 

いくら多読したって、本の内容を理解し、活かせていないと

『いざという時に全く役に立たないような読書はそれ自体無意味なもの』。

だし、

多読多読、っていって自己満足してても

生兵法は大怪我のもと」であって、

まるで役に立たない。

むしろ何の工夫もせずに多読して、慢心して、大怪我をするところだった。

 

 

 

 

それを解消するために、武蔵は何も工夫せずに座禅してても意味がない、と言い、

常に工夫するように指摘する。

 

 

実際に役に立たせ、大怪我をしない為に、

日々、自ら考えて工夫する。

 

 

ひとつひとつのことをもう一度意識し直してこれに取り組んでみようと思う。

 

この地道な意識改革が自分の世界を変えるんだと思う。