王様と農家。
ラジオから偶然流れてきたお話を紹介しよう。
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ある王様がいました。
王様は気分転換をするために家来を連れて森へ出かけました。
王様は森で、自由に、優雅に飛んでいる鳥を見ることに決めました。
家来を連れて森へやってくると、2羽の鷹がいました。
1羽は飛び、もう1羽は家来が何をやっても枝にとまったまま。
どうしても飛びませんでした。
翌日、もう1人の家来を呼んで飛ばせようとしましたが、何をやっても飛びません。
王様は「自然を知っている者なら飛ばせるかもしれない」と思い家来に、
農家に鷹を飛ばせるよう命令し、帰りました。
翌日、王様が森を訪れると、
なんと、昨日は何をやっても飛ばなかった鷹が大空で羽ばたいていました。
そこで王様は農家を呼んで、どうやったかを聞きました。
農家はこう言いました。
「王様、実は簡単でした。
鷹がとまっていた枝を切っただけなんです。」
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優雅に羽ばたけるのに、自分の今いる状況に満足し、羽ばたこうとしない。
自分の可能性を自分で潰してしまうことはすごくもったいないことだと思う。
ただ枝にしがみついて、悠々としている。
それもいいと思う。
でも、自分の可能性を見出したいなら、やっぱり飛ぶべきなんだと思う。
この話では
わざわざ王様は農家を呼んだけど、農家じゃなくてもよかったんだと思う。
枝を切ることは誰にだってできる。
この話で鷹は、農家によって飛ばされた。
でも気づくべきは、『自分で飛ぶこと』なんだと思う。
飛ばされることも肝心だけど、自ら飛ぼうとすることはもっと肝心だと思う。
自分の足元の枝を、自分で切るのは怖くてしょうがないはずだ。
でもそれはできる。
今いる状況から思い切って離れてみる。
挑戦してみることで人生が拓けるかもしれない。
なら、やるしかないっしょ!