軸の1冊
記念すべき一冊目。
道をひらく
一冊目に選ぶべき本かな、と直感で選んだ一冊。
そもそもこの本を読もうと思ったきっかけは
「経済界で成功してる人ってどんな考えしてるんだろ?」
って思ったから。
本を読む前は、「いかにして金を稼ぐか。」って考えてるんだろうな
って思ってたけど・・・衝撃が走る本だった。
言わずもがな、日本の大企業。
成功者は何を考えているんだろう?
最初に出てくるこの言葉をそのまま載せたい。
_____________________________________________________________________
道
自分には自分に与えられた道がある。
天与の尊い道がある。
どんな道かは知らないが、ほかの人には歩めない。
自分だけしか歩めない、二度と歩めぬかけがえのないこの道。
広い時もある。せまい時もある。のぼりもあればくだりもある。
淡々とした時もあれば、かきわけかきわけ汗する時もある。
この道が果たしてよいのか悪いのか、思案にあまる時もあるだろう。
なぐさめを求めたくなる時もあろう。
しかし、所詮はこの道しかないのではないか。
あきらめろと言うのではない。
いま立っているこの道、いま歩んでいるこの道、
ともかくもこの道を休まず歩むことである。
自分だけしか歩めない大事な道ではないか。
自分だけに与えられているかけがえのないこの道ではないか。
他人の道に心うばわれ、思案に立ちすくんでいても、道は少しもひらけない。
道をひらくためには、まず歩まねばならぬ。
心を定め、懸命に歩まねばならぬ。
それがたとえ遠い道もように思えても、
休まず進む姿からは必ず新たな道がひらけてくる。
深い喜びも生まれてくる。
_____________________________________________________________________
考えてみれば、自分の人生って、自分のものだよな。
他人の人生を憂い、悩んでいても、それは自分の人生じゃないもんな。
当たり前だけど、そうだよね。
この「道をひらく」には、金儲けの為にどんな考えが必要か、なんて書いてない。
むしろ、人間ってこうありたいよね、こういうことを忘れちゃいけないよね
という、「金儲け」についてよりも「人とは」ということについて書かれてる。
1ページ1ページ、深く、考えさせられる。
この本を通読した感想としては
松下幸之助という、経済界で成功した人は
経営者という立場の前に
一人の人間として、模範にすべきものを備えている。
人から尊敬される人だからこそ、経済界でも成功できたのかもしれない。
まず、自分は、人間として成長しよう。
そう思えた一冊だった。
僕の考え方に軸を与えてくれた1冊。
必ず一回は読んでおいて損はない本だと、自信を持って言える一冊だった。